断食合宿・+α
あっという間に過ぎ去った3日間。
その中で気付いたことについては先述した。
断食明け以降のことを書きたいと思う。
色々なものが排出されてすっかりまっさらな気持ちで愛知健康の森を後にした。
その日中はまだ排毒中であり食事を再開するのは翌日から。
それも回復食なので玄米クリームやお粥、玄米ぽんせんをお湯に溶かしたものなどがおすすめとのことだった。
ぼーっとしたようなフワフワけだるい感じは断食2日目位からずっとあり、それがしんどいと感じる時と、心地よいと感じる時があったが、それでも合宿中はそれが自然なことだったのでその状態に順応した。
ただ、その状態で久々に非日常から日常の世界に出ると、刺激が多すぎてぼんやりしていながらも色々なことに注意を払わなくてはいけないので人の多いところは少ししんどかった。
また、食べてなくて力が出ないのか、月経中で貧血気味で力が出ないのか、電車で立っているのがつらかった。
けれど、食べたい、お腹すいたとは不思議と思わなかったし後者の可能性が強いかもしれない。
そんな状態で一路京都へ。
今回の目的はどうせ西へいくならついでに京都もね、だ。
友人が住んでいるので会う約束にしていた。
断食3日目いっぱいは飲食しないという情報が頭からすっかり抜け落ちていた私は3日目の夜に友人に会う約束をしてしまっていた。
体も本調子じゃないし、食べたいという気持ちがそこまで湧いてこないし、友人と会うなら美味しいもの食べて飲んで話したいと思っていたので、なんであまり良く考えずこんなに安易なスケジューリングしたんだろうと少々面倒になりながらもリスケはできないので夜友人と落ち合う。
友人は事情を理解してくれ食事を済ませてきてくれたので鴨川近くのカフェでお茶をすることに。
そこでなにも頼まないわけにもいかないし、メニューを見ていたら食欲が少しずつムクムク…結局ジャスミンティーとクラムチャウダーを頼む。意志が弱いなぁ…。
久々の固形物の飲食。
「味が濃い。」
と思った。
どうやら味覚が鋭敏になっているみたいだ。
久々なので恐る恐る口にするし、食べるスピードもとてもスロー。
別に意識しているわけではないけどとてもゆっくり、よく噛んで食べていた。
普段ならスープはあっという間に飲み終わるけど丁寧に時間をかけて頂いた。
自然とそうなっていた。
2年ぶりに会う友人との会話は盛り上がり、私たちは音楽が好きなので好きなレーベルのあるmusicshop兼cafebarへ。
結果、飲んじゃいましたビール。美味しかったー。
けど数口で酔いがすごくまわっているのが分かったので1杯で終了。
ピクルス数切れをちまちまつまみながらビール1杯をちびちび飲む。
なんとも非常に経済的な夜だった。
ちなみにそのcafebar「JAPONICA」のピクルスは美味。特にトマト。おすすめ。
楽しい時間はあっという間に過ぎて気付けば0時前。
友人と別れ、宿へ戻って眠りについた。
まだ断食3日目だったのに食べてしまったことに自分の意志の弱さを感じながらも後悔はなし。
食べるって楽しいな、食べ物って美味しいなと感じた。
そしてそんなに食べるのに量は必要ないなとも思った。
久々の食事だったのでお腹痛くなったりしないか心配だったが何も起こらなかった。