ランチ
念願"たまな食堂"の一汁三菜ランチ
最近はすっかりマクロビご飯にはまっていて、玄米菜食の日々。
前から行きたかった青山のたまな食堂へ。
平日なのにとても混んでいる。
場所もちょっとわかりづらいところなのに満席で外で待っている人がいた。
10分ほど待って席へ通される。
店内に木材が多用されていて気持ちの良い空間。
この日のメインは椎茸ステーキ。
私は好きな食べ物はと聞かれると椎茸と答えるほど椎茸が好きなのだけれど、図らずも初たまな食堂で椎茸がメインだとはなんたる運命!
この日はすでに酵素玄米が売り切れで主食は玄米ご飯だった。早めに行かないと売り切れてしまうようだ。
三菜はごまのふりかけ、糠漬け、椎茸昆布。
一言でこの日の食事を表すなら、
"鳥肌"
である。
どれを口にしても味に深みと奥行きがあり、素材それぞれがきちんと味を持っていることがわかる上に、それらは見事にまとまって絶妙のハーモニーとなって舌を転がっていく。
ずっとずっとその味を確認していたくて何度も何度も噛む。
飲み込むのがもったいない。
お下品だけれど、お皿に残ったソースやつゆを舐めたいと思ったほどだ。
本当に口にして鳥肌がゾワゾワとたって、感動して涙が出そうになる食事ってなんなんだろう。
決して夜勤明けで疲れていたからじゃないはず。
からだが反応するほど美味しい!と感じる食事ってなかなか体験できない。
子供の頃の遠足で食べたおにぎりの味。
高校の調理実習で初めて作った回鍋肉の味。
記憶を辿ると、本当においしかった、心にずっと残っている食事ってそんなにない。
高級店や名店で食事をふんだんにしてきていないから説得力はないかもしれないけれど、そこそこ美味しいと言われるものは食べてきたつもり。
そのなかで本当に心に残る食事って一体どれくらいあっただろう???
その時のシチュエーションや、一緒に食事をした人を含めて思い出となって残ると思うので、味が美味しいことだけでは足りないんだと思う。
けどその日は一人で行ったし、なにか特別なシチュエーションがあったわけでもなかったけど、なんだか強烈に覚えているというのは、味がおいしいのはもちろんなのだけど、きっとたまな食堂のご飯にはなにかが込められていたんじゃないかなと勝手に思っている。
想い、みたいなもの。
調理場のスタッフもフロアのスタッフもニコニコ、イキイキとしていて手際よく働いていた。
場所、雰囲気、スタッフの様子から全て魅力的で心の安らぐお店。
また近々鳥肌ランチしに行こう。